看板作るなら...

マツタニ

2010年01月21日 08:10

みなさん、カンバンわ!
専務@マツタニの松谷一機です。

今日は看板製作の作業の中で最も重要な「貼り込み」の作業を紹介します。

そもそも最近の看板は、業務用大型油性インクジェットプリンターで印刷した塩ビ製のシートをパネルに貼って作る場合が大半です。

で、これがそのシートと貼り込み先のパネルです。


平たい板なら簡単ですが、今回は湾曲した板です。
こんな場合はちょっと難しいですが、コツを覚えることでできるようになれます。

湾曲物を貼り込む時の最初の作業は「裏紙を切る」です。
これは他の業種でもそうですが、貼り込む前の段取りの一つで、とてもとても重要です。


平板であれば端から貼り始めていけばいいですが、湾曲物はそれが難しいのでまず裏紙を真ん中で切って半分しておきます。これで真ん中から貼り始めていけます。

キチンと位置を決めて貼り始めましょう。
いよいよ「貼り込み作業」です。
ガムテープなどで固定しておくことで位置がズレずに貼れます。
写真のシートを貼りながら押さえていくための道具を「スキジ」と言います。
看板屋さんの必須アイテムです。



半分が貼れたら向きを変えて残りを貼ります。

そうそう、最初に水をスプレーで吹きかけておきます。
これでスキジによる擦れ跡を減らすことができます。


どんどん貼っていきましょう!

さて、これで完成です。
どうです?綺麗に貼れているでしょう?


昔と違ってペンキを使って絵を描くことは少なくなった代わりに最近はこういった「貼り込み作業」が増えました。

これも時代の流れ。進化と革命ですね。

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